第5章 2024年9月8日
貰った割引チケットを使えば
2000円ほど安くなるからと
旦那さんが言っていて。
予約不要だから思い付きで
行きたい時に来れますよと笑ってたけど。
神戸ポートミュージアムも
まだ営業して無い時間だから。
こっそりと裏の従業員専用の
出入り口から中の控室に入れて貰って。
ロケーションフォトの撮影には
同伴者が居ても大丈夫だから。
妹も、アンパンマンミュージアムには
行くけど、自分がメイクをした分の
撮影には付いてくる気満々みたいで。
あっちの営業時間の10時までは
こっちに居るつもりみたいだ。
まずは、彼が用意してくれた
フィッシュテールになった
ワンピースとドレスの間位の
でも普通にレストランに
行けそうな感じの
デザインのドレスに着替えた。
これだけだと普通に
ウエディングドレス味はないけど。
妹の千冬にメイクをして貰って、
髪の毛のセットもして貰えば。
着てるものは
ウエディングドレスじゃないけど
かなり…らしい感じになって来て。
前の…入籍した時のぷち結婚式の時は
ウエディングベールだけだったけど。
プチお色直しアイテムとして、
花冠とティアラも買ってくれたみたいで。
前の時よりも…ヘアセットを
して貰った時よりも…髪飾りとかも
妹がこのドレス似合う様にって
探してくれたみたいで。
最初はベールだけで、
その後はティアラとベールでとか
花冠とベールとかって組み合わせを
替えながらプチお色直し出来ると。
港斗君は…特別に…、別室で
この前選んだグレーの方の
タキシードを着て
ヘアセットして貰ってるらいし。
頼めば私の分も、こっちの人に
仕上げて貰えたみたいだけど
これはうちの…妹の希望みたいだ。
横に控えてた、後で私の
メイクをしてくれる担当の人が、
妹のメイクの技術を凄い褒めてて。
詐欺メイクと歴代の彼氏に
言われてたのでと笑ってたけど。
別に…姉の贔屓目がなくても、
妹はそれなりにすっぴんの状態でも
整った顔をしている。
ジルコニアとフェイクパールの
アクセサリーを付けて、
ベールと、グローブを付けて。
今のドレスの下にパニエを履いて
サッシュベルトを締めて貰えば。