第4章 私の37回目のお誕生日
「凄いね、この水槽
…海を波打ち際からスライスして…
横から観れるんだね」
巴が小さな魚がサンゴに隠れて
泳いでいるのを横から眺めながら。
水槽を眺めながら通路を進むと
スロープが下に下がって行って
浅い場所から深い場所へと
水深も深くなって行って。
この波打ち際の所は自然光が差し込んで
明るいエリアになっているけど、
また…暗いエリアにへと進めば
深い海に潜って行く様な感じがする。
進んだ先には…サンゴの海に
住むお魚達のエリアが続いて、
サンゴの海の現状が
パネル展示でも見られて。
今は世界中でサンゴの海が
危機的な状況だと学ぶ事が出来る。
その先には…アトアにもあった様な
オーバーハングの大水槽があった。
この大水槽には、スマスイ時代の
あの波の大水槽にいたお魚達が
この大水槽で泳いでいるのだそうで。
水槽の前に立って、上を見上げると
海の中に自分が立っているみたいだ。
『写真撮りましょうよこの前で』
と旦那さんが言って来て、
大水槽の前で記念撮影をして。
『また、後で…あの…
BE KOBEの前でも
写真撮りましょうよ、巴』
スマコレクションの出入り口の前に
BE KOBEのモニュメントがあって。
カラフルなモザイクタイルみたいな
そんなデザインだったんだけど。
そこの前で後で
写真を撮ろうと言う事だった。
『まだ…見てない場所ありますけど
時間になりそうなので、1回
あっちに移動しましょうか…
お昼済んでから、オルカショー観て
またこっち戻って来たらいいんで』
この建物は3階のあの連絡通路からしか
出入りが出来ない構造なので。
1階からエレベータで3階に移動して。
まだ見ていない…アシカとか
アザラシのエリアに後ろ髪を
グイグイと引かれてしまいつつ。
入口の滝の音のする方へ移動して、
出入口から…外にでて
また連絡通路を戻って。
メインゲート前の
シーワールドプラザに戻って来る。
そのメインゲート前の広場を
今度は逆方向に進めば、
オルカスタジアムがあって。
11時30分からここで
ショーが始まるらしく、
スタジアムは人で埋まっていた。