第4章 私の３７回目のお誕生日

私は、スマスイ時代の
大きなジオラマの展示や
パネルが展示されていたりとか。

スマスイに居た淡水魚の
水槽があったりして、
その中のピラルクが見られたから。
私の中でもスマスイの記憶が、
色々と脳内を駆け巡ってたんだけど。

スマコレクションから、
正面のゲートへと向かうと、
沢山…人が並んでるのが見えて。

『あれは時間指定のチケットを
持ってない人が並ぶ列ですから…』

その…入口ゲートの横の
チケット購入の窓口に続く
長蛇の列を横目に見ながら。
スマートフォンのQRコードで
そのまま…須磨シーに入る事が出来る。

ゲートをくぐった先は
大きな広場みたいな場所で。
正面にドーンと、
2匹のシャチのオブジェがあって。

大きな広場の一角には
沢山キッチンカーが
並んでいるエリアもある。

『後で、何か…アソコで
適当に買って食べましょうよ。
とりあえず、お昼ご飯まで
時間まだあるんで、
…水族館行きましょうよ』

オルカ、シャチを見ながら地元の
食材を使ったブッフェが楽しめる
ブルーオーシャン オルカスタディアムは
須磨シーのオープン当初から
大人気で行列必須だったんだけど。

８月から当日整理券配布制だった
そのビュッフェレストランが、
事前予約が出来る様になったらしく。

……どうやら、ちょっと
調べてみたんだけど。

ランチだからディナーだからって
値段が変わる…のは…普通なんだけど、
ここのレストランは時間じゃなくて
テーブルのエリアで値段が違うみたいで。

そもそもディナータイムは
週末しか営業してないらしく。
ランチでもディナーでも同じ料金だ。

大きく３つのエリアに分かれていて、
入口付近の、水槽から離れている
ビーチエリアと、水槽のある
お料理が置かれているエリアの
オーシャンエリアに分かれていて。

そのオーシャンエリアの中でも、
オルカが泳いでいる水槽の前の
水槽の前のテーブルの中でも
水槽の正面に当たる部分だけが。

プレミアムシートは…、
オルカから遠いビーチエリアとは
お値段は２０００円の違いらしく。

その、プレミアムシートを
私が須磨シーに来たがってたからと
予め予約してくれていたそうだ。