第4章 私の37回目のお誕生日
『まだちょっと…
入れない時間なんで…。
先に…無料エリア行きましょうよ』
事前購入の時間指定のチケットは
まだ入館できる時間になってないから、
先に無料エリアに行きましょうと
彼がこっちに言って来て。
アクアライブの…水族館の
本館になる建物の1階にある
スマコレクションを目指した。
なでっ…と…
お尻を撫でる感触がして。
思わず声が出てしまいそうになる。
「…ひゃ…ッ!!
んもぉ~、こ、こんな
所で…突然ッ、ダメだってばぁ…」
『え、だって…ちゃんと履いてるのか
ちょっと確認したくなったんで…』
と…旦那さんが言ってるのは、
玉ショーツの事で…。
私が今履いてるスカートの下は、
大事な部分が布が無くて
パールが並んだ紐になっている
玉ショーツと呼ばれるのを履いていて。
これは…前に…彼のお誕生日に
彼からリクエストされていたのを、
彼が忘れているのをいいことに
私が…忘れたふりをしていた物で…。
あの時の……約束を、
こんな形で…自分が…
自分の誕生日に果たす事になろうとは…。
ナデナデとお尻を撫でていた手が
スルッと…お尻の間の…
紐になった玉の部分に滑り込んで来て。
『水族館デートに…こんな
えっちなパンツ履いて来るなんて
僕の…奥さんは、
えっちな奥さんだなぁ~
って、履かせたのは僕でしたね…』
「そうだよっ、港斗がえっちなのっ…」
『え?そんなの知らなかったんですか?
僕は…えっちな旦那さんですよ?
でも…言ったじゃないですか、
僕がえっちなのは、
巴にだけだよ~って』
そう言いながら…スマコレクションで
スマスイの模型を見ている私の
後ろにぴったりと…旦那さんが陣取って。
グリグリと…勃起したペニスを、
こっちの…ショーツの玉の所に
擦り付けてスリスリして来て…。
「……んっ、ダメッ…だって…ッ…
ちょ、…ふざけすぎ…だってばっ…」
『…こんな所で…えっちな声…、
出しちゃ…ダメ…ですよ?』
私がえっちなショーツを履いてるのは
彼にしか分からないけど、
彼のペニスが元気になってるのは
他の皆さんにも…分かっちゃうわけで。
「ダメっだってば…その子、
ちゃんと…港斗君が…落ち着けてッ…」