第4章 私の37回目のお誕生日
『やっぱり…ダメ…ですか?』
「だっ…ダメじゃ…ない…けど…」
『え?良いんですか?巴』
「うん…、前の時…そうしてって
言われてて、結局して無かったし…」
『須磨シー楽しみですね?巴』
ベッドの中で肘杖をついて
彼が嬉しそうにニコニコしていて。
まぁ…こんな旦那さんだけど、
私は…このえっちな12歳年下の
旦那さんと…毎日楽しくやっている。
いや、ある意味…毎日
楽しく…やられて…しまってもいる。
「ねぇ…港斗…これ…ありがとうね…」
巴が自分の両手で財布を持って
自分の顔の高さに持ち上げると。
それを港斗の方に見せて来て。
『いいですよ、お礼なんて…
明日って言うか、今日ですけど。
えっちなサービス払いして貰いますしね』
「でっ…でも…、その…
お誕生日の…プレゼント…
貰えて…う、嬉しかったから…」
『僕の奥さんは…可愛すぎますね…、
寝る前に…もう一回…
巴の事…抱いても…良いですか?』
と…旦那さんに…言われてしまって。
そのまま…キスを受け入れて
そのまま…彼を…受け入れる。
「んあぁあ…ん…っ…あんっ…」
『巴…また…来年の誕生日も、
再来年の誕生日も…5年後も…
10年後も…毎年…、
僕が…1番におめでとうって言いますね』
「ああぁっ、んっ、ず、ズルいよぉ…
ああぁ~ん、今ッ、それ言うのっ
ずるぃいい~!!ああぁあんっ…!!」
『じゃあ、今、可愛いって言うのは?』
「うぐっ、そ、それも…ズルいっ…」
『だったら、今、好きって言うのは…?』
ズンッと奥まで彼に貫かれて
ベッドの上で身体を跳ねさせる。
「ああああぁんっ、そっ…
それはぁ…もっと…ズルいっ…ぃい…」
『ああ、じゃあ…今…、
愛してるって言うのは…ズルい…です?』
そうこっちの耳元で囁いて来て、
私の旦那さんはどうにも
ズルいし…それはズル過ぎる…気がする。
『巴好きですよ、巴…。
好きッ…、可愛い…、巴…』
「ああぁあんっ、だめええっ
ズルいって…んんんっ言ってるのぉ…
あぁあっ、イクッ…イッちゃうぅっ…」
『良いですよ…、イって…も…。
大好き…ですよ、巴…、愛してる』