第1章 2024年8月30日~31日の話
と…沢山の候補の中から
彼がチョイスしたオススメらしい
2着を…選んで絞ってくれて。
どっちのドレスも…
シルエットはスリムなドレスで。
ボディラインが…分かるドレスだから。
彼の好みのドレスが…
マーメイドラインとか
スリムラインな感じのドレスが
好みなんだろうなって言うのは
まぁ…私も…想像していた通りで。
でも…どっちのドレスも
ロングトーンと裾が長いドレスだった。
先に追加料金が無い方の
スリムラインのドレスを
試着させて貰って。
イメージを見比べるために
着てる姿を撮影するもOKらしくて。
かなりヒールの高い
用意されていたミュールを履いて
ドレスを着せて貰って。
彼に…数枚写真を撮って貰って。
それとは別の候補になってた
追加料金がないドレスを着せて貰って。
そのドレスは他の2つと違って
エンパイアスタイルのドレスだったけど。
『でも…珍しいですね…』
ドレス選びって女性が中心と言うか、
新郎側は…好きにすればって
そんな態度だったりとか、
試着してる新婦に
適当な返事…してる人だとか。
やたからにお金ばかり気にする人とか。
そんな旦那さん多いんですよ~と。
そんな話を聞かせて貰いつつ。
2着目のドレスも試着し終わって。
最後に追加料金の掛かるドレスを
着せて貰ったんだけど。
最初の2着とは違う
ビビッと来る感じがあって。
何というかしっくり来たと言うか。
試着室から出て来た
私の顔を見て、旦那さんも
じゃあこれにしますって
隣に居たスタッフさんに声を掛けてて。
『ドレス決まったんで、
カラードレスも見せて貰いましょうよ』
基本のプランにはドレス1着だけど、
30万円の追加料金を支払うと
そっちのドレスも…勿論
王道の白でもいいんだけど。
カラードレスでも特別価格で
レンタルがして頂けるのだそうで。
お店の奥側のエリアに
カラードレスがあるから
好きなの選んで下さいねと言われて。
彼も…さっきのドレスに
合う衣裳を数点出して貰っていて。
彼は…身長も高いし
身体も鍛えてるから
顔もイケメンだし………。
何を着ても似合うのでは???と
そんな風に思ってたんだけど。