第26章 自分のものに
「フリード‥なんかあったの?」
「別に?何もないさ‥ただちょっとお前に甘えたくて‥」
「‥‥本当は飛行船でいっきに行きたかったんでしょ?フリード」
フリードはの背中に顔を埋めながら頷いた
「仕方ないよフリード!それにフリードよく言ってるじゃん!焦っちゃだめって!フリード!顔あげて?」
フリードは顔を上げた
はフリードの頭を背伸びして撫でた
「焦らず!行こっ!ね?」
はそう言って笑った
フリードはを思いっきり抱きしめた
「ありがとう‥‥しばらくこうしててもいいか?」
「うん‥いいよ」
(が彼女で本当に良かった‥)