第1章 出会いはテニスコート
「強いなんてものじゃないよ笑
あれは普通に凄すぎる笑全国大会も行ってるからね」
「ぜ、全国大会ですか??」
「hyu、かっこよ!そんなに凄いんすね」
全国大会か〜、私には縁のない話だなぁ…
そんな事を思ってテニスコートを見たら目立つ髪の人がいた…。
「あの人の髪凄く赤い…」
「あっ、あいつ??君見る目がいいねぇ!
アイツは私と同じクラスの丸井ブン太って言うんだよ」
「丸井ブン太先輩…。」
綺麗な髪色…
凄く目立つし、外歩いたらすぐ分かりそう…。
そんな事を考えていたら…
「ん?おいそこのお前!」
えっ?!私…?!
急に指を刺されて後ろにいた先輩と菜乃花ちゃんもびっくりしてるし周りの人も…。
私あの人の気に触るような事何かしたかな??
「あ、えっと私ですか??」
「お前だよ、お前!なぁ、そのバックから出てるお菓子!
それ新作だろぃ??俺昨日何処探しても見当たらなかったから諦めてたんだけど…、頼む!それ俺にくれないか?!」
あ、お菓子の事か。それなら…
「どうぞ、私は昨日同じの1つ食べましたし
もし良ければ全部どうぞ。」ニコ
「っ、おう!ありがとうなぁ!そうだお前名前は??見た事ない顔してるから新入生だろぃ??」
「はい、天宮いちごと言います!
よろしくお願いします!」
「おぅ、俺は3年の丸井ブン太だ!シクヨロ♪♪
分からない事や困った事があれば何時でも俺を頼れよ」
「ありがとうございます、
もしそうなったらよろしくお願いします!」
「おぅ、じゃあ俺そろそろ戻るは!
お菓子サンキューな!」
「はい、さようなら!」
びっくりしたぁ、まさか急に話しかけられるとは
思ってなかったから焦ったよぉ。うん?何か視線が…
「いちごあんた初日から有名になったね」
「えっ、菜乃花ちゃんいきなり何?!
先輩もその顔なんですか?!」
菜乃花ちゃんと先輩は頑張れと言いたそうな顔…何怖いんだけどこれからどうなるのぉ!