第7章 理恵編後日談
理恵「でも私ずるい姉ちゃんだよ」
「少し記憶が混濁してることをいいことに」
「悠君にとっての姉の存在を書き換えたの」
「あんなに冷たく当たってたのに裏を返すように優しくね…」
「悪いお姉ちゃんだよ私は」
そんなことしてたのか…
全然知らなかった
でも…
悠「どんなことされても俺の姉は姉ちゃんだけだ」
「俺の中では姉ちゃんは姉ちゃんのままだよ」
理恵「悠君…」
悠「だからそんな悲しい顔すんなって」
俺は姉ちゃんに笑ってみせた
理恵「悠君!」ダキッ
姉ちゃんは俺に抱きついてきた
理恵「やっぱり悠君じゃないと嫌だよ」
「何度も考え直しちゃったけど」
「悠君しかいないよぉ…」
俺はそっと包み返した