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秋の夜に置いてきた恋【イケメン戦国】

第12章 後日談(政宗編)ー完ー


それから3年ほどが経った日のこと


秀政「ーととさま!」


家臣「坊ちゃん!廊下を走ってはいけません。」




政宗「帰ったぞ」



さくら「お帰りなさいませ。」


政宗「変わりないか」


さくら「ええ、まぁ。ーいえ!あなたの息子がまた城で悪さを…」


政宗「秀政はしょうがないやつだなぁ~」


と甘やかし、我が子を抱き上げ高く持ち上げる。


さくら「甘やかさず何とか言ってやってくださいな。」


政宗「病気もせず元気で良かったな。かかさまに感謝だぞ」


さくら「政宗…しばらくは休めるのですか?」


政宗「政務が残っているが、明日には終わる。今日は秀政とお前の顔を見に寄っただけだ。終われば、しばらくは休めるぞ。遠出でもするか?」


さくら「実は坊が、秀吉様に会いたいと申していて。帰省してもよろしいですか?」


政宗「・・・。ん?」


さくら「ですので…安土に帰省したいと。」



政宗「気が変わった。残りの政務は明日だ」



ズンズンとさくらの手を引くと、自分の部屋で押し倒した。



政宗「久しぶりに顔を見たというのに、他の男の名前を出すとは相変わらずだ。お前の大胆さは筋金入りのようだな…」


さくら「政宗…!何を今更、こんなにもあなたを愛しているのに、まだ妬いているのですか?」


政宗「あぁ妬いてるさ。ずっとな。秀吉がお前の後ろに見えるよ。さくら俺を鎮めてくれ」



さくら「しょうがないお方ですね。そんな所も大好きですよ。」



政宗もさくらも昼から激しく求め合った。




***

安土の帰省はしっかり政宗も着いていった。

息子の名づけで秀吉と政宗が大揉めしたのはまた別の話。



ー完(政宗編)ー
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