第36章 蜂蜜の愛
きっと“ともだち”を見つけた廻のサッカーは、
私の脳内で収まらないくらいに大きく進化する。
帰ったら、新しくなった廻のサッカー魅せてよ。
キュンキュンする覚悟はしておくね。
「いってきます♪」
「いってらっしゃい!」
“太陽”の笑顔で手を振る蜂楽を見て感じた。
なんだか、朝が来るのが楽しみだ。
だって、昇った朝日は“太陽(めぐる)”みたいに
毎日新しい顔を見せてくれる───。
もし、潰れちゃいそうになったら……
晴れた空を見れば、楽しくなれるね。
朝が来ると新しい“太陽(めぐる)”に逢える。
だから夜には“月(わたし)”に逢いに来て?
“月と太陽”と同じ次元で……
私達はこれからも、永遠に変わらない。
───“蜂蜜”の愛は変わらない───
寂しくない、って言えば嘘になるけど。
私はいつまでだって、ずっと待ってる。
彼がサッカーで世界を凌駕するまで、私は私のままでいる。
これが私と蜂楽廻の、約束。
───これが私と蜂楽廻の
愛情表現───。
✢✢✢ 蜂蜜のファーストラブ ✢✢✢