• テキストサイズ

【ブルーロック】蜂蜜のファーストラブ

第26章 いけないこと ✢





薄明かりを灯した部屋で、蜂楽の顔に落ちる影が色気を引き立てる。




「怒ってないよ。なんで?」


「……最近、“コレ”しかしないから。」




蜂楽の首筋に刻んだ噛み跡を、指でなぞった。


誰が見ても明らかな、愛のマーキング。



ただ最近は繰り返しすぎてさすがに目立つ。


私だけは、百均で買ったファンデーションで隠すようになった。





「“下”ヤッて、また生理遅れたら困るっしょ?」


「……ん。そうだけど。」


「夢が進路とか落ち着くまではセックスしないし。俺達まだ“ニセモノ”でしょ?」


「……なぁにそれ。トゲのある言い方。」


「そんじゃ夢のコト、孕ませていーの?」


「んなっ……!?」





いつもみたいに、“じょーだんだよ”って言って笑ってよ。


眼光鋭い眼でいやに意地悪く言うから、たちが悪い。




“孕ませる”……なんて。


そんな危ないコト、何ともなさそうに言わないでよ。




しっかり勃起してるくせに、触ってあげても仕掛けてこない。


私をこんなに煽って、一体どうしたの?




やっぱり何か……怒ってるじゃん───。






「夢ちゃんおはよ!朝ご飯なにかにゃ♪」




そのくせ、朝起きればケロッと無邪気に振る舞う。


アダルト蜂楽なのは、夜のベッドの中だけ。




エグすぎる寒暖差。


この頃“一日一顔”で描くのは、温かい昼の顔ばかり。


/ 514ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp