第25章 渋みのミルクティー ✢
喉の奥にモノを突っ込まれて咳込んで……
「あっ、夢…離してぇ…?早くぅ…!」
そうかと思えば、忙しく口から引き抜かれる。
「……ん、ぁ……?めぐ、る……?」
「っ、は、ああぁ……♡」
数回モノを扱いて、悩ましい吐息の直後、突然視界が濁る。
鼻をつく青臭さ、ビチャッと音を立てて当たるリアルな液体の音。
発射した精液を顔に直接掛けられたんだとすぐ判る。
「んやぁっ……!?あっ、めぐ、るぅ……!?」
小刻みに何度も顔に受ける、ドロドロと熱さ。
「ーーっっ♡あー…出る出る、ドクドク出るうぅ…♡顔射って、クッソきもちいねぇ…♡」
セックスを解禁しない代わり、色々と趣向を凝らしてくる蜂楽。
それを愉しむのが、蜂楽への愛の証明で……
それに応えるのが、私の存在証明で……
これ以上に幸福なことなんて、存在しない。
肉体的に繋がれないもどかしさを埋めるのは……
こんな、危うさだ。
「ばかぁ…。これからバイトって、んっ、言ったでしょぉ…?」
「はあぁ…♡夢のキレイな顔を、俺の欲望ドロドロ濃厚精子で汚したかったんだ♡
アソコとカラダにはマーキングしたけど…顔はまだだったでしょ…?」
ニッと黒笑する蜂楽。
言ってること正直アブないし、その恍惚な表情は病的な気配を孕んでる。
人によっては恐怖を覚えるレベルだと思う、けど。
「ああ、汚してくれて嬉しい……廻♡」
これに、身震いする程の快感を感じる私も
相当イカれてる───。