第24章 ラッキーカラー
「帰ろっか。」
「だね♪」
電車の中でも寄り添って、手を繋いで帰った。
家までの道で、立ち止まってキスした時。
開かれた蜂楽の手が、私の下腹部に置かれた。
これって……どういう心情なんだろう?
蜂楽の家に帰って、お風呂に入ろうとした時。
「あ。」
ずっと待っていた、生理が来た。
もしかして、迷子の子供を助けたから?
それとも……ラッキーカラーの恩恵?
「なーんだ。きちゃったのね。」
報告した私に、蜂楽はさらりと言った。
「……なにそれ。もっと安心してよ。」
「じょーだんだって♪」
何を調べてたのか、スマホをパッと隠した蜂楽は
どこまで冗談で、どこまで本気だったんだろう?