第20章 束縛の糸 ✢
「っ!廻ぅ…愛してる、愛してるうぅ…♡
ん゛!ああぁっ、指だめぇっ長いぃ!そんないじったら、あっ、あ…!らめえぇ…♡」
「はあぁ…夢…可愛い可愛い可愛い♡愛してるよぉ…!
もっともっとぉ、骨の髄まで…愛し合いたぁい…♡」
冷静を保ちたい脳と、熱情を抑えきれない体が……
直結しない。
“もっと俺に……依存しろ。”
───私と蜂楽は、愛し合ってる。
依存し合ってる。
でも、これでいい───。
“おそろのミサンガは‘俺色の首輪’のつもりだったんだけど。
もっともっと、強く束縛されたいみたいだね。”
両親からの“支配の首輪”を壊す前に……
蜂楽から“束縛の糸”を、首に結ばれてしまった。
でもそれは、私も同じ。
あなたの首にも、お揃いで同じモノを結んであげる。
「ぃ、やぁ…イッちゃ、あっ!イッちゃうぅ…♡
めぐるも、精子、出してっ…濃いの、クチちょーだぁいっ…?」
「にゃはは…ナカきゅんきゅん締まるぅ…やらしー♡
夢の手コキペロペロ、きもちくてっ、俺も出ちゃうぅ♡」
自分を見失いそうで……
過去も未来も壊れそうな……共依存。
でも私、廻となら怖くないよ?
もし壊れても……
またゼロから一緒に、創り直してくれるんでしょ?
その証は……ふたりの足首に。
そして見えなくとも……首に巻き付く。
縛り合おう、もっともっと……強く───。