• テキストサイズ

【ブルーロック】蜂蜜のファーストラブ

第2章 帰り道の約束





「それから!クン付けとかちょー萎えるよっ!呼び捨てでいーよって言ったっしょ?」


「あっ、そか。ごめん。」


「全然カレシっぽくないから、恋人ゴッコの時は廻って呼ばれたい!普段の時は蜂楽でもまぁ許可しちゃる!」




視線を向ければ、制服の袖を捲った蜂楽の腕は逞しいのに。


ふくれっ面で言う彼は、少年みたいに可愛い。




「今度クン付けしたら、オプション追加しまーす!約束できるひとー?」


「え゛っ……またオプション追加!?」


「何が良いと思う?過激にイッちゃう?♪」


「……ヘンタイ。」


「ねっ!夢ちゃん!恋バナして、恋バナ!!」


「女子なら誰でも恋バナあると思ったら大間違い!」




トントン拍子に仲良くなってる気がするのは、蜂楽のコミュ力のお陰以外なんでもない。



今は“ニセ彼氏”なんて関係だけど……



そういう利害関係とか、立場とかなしで……




いつか本当の友達になりたいな。





「ところで蜂…廻って、何部なの?」


「俺?いちおーサッカー部。」


「……そー、なんだ。」


「なにその間?」





サッカー部。




“あの人”と……関係なければいいけど───。




一抹の不安を残して、家の前まで送ってくれた蜂楽にバイバイをした。


/ 171ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp