• テキストサイズ

【ブルーロック】蜂蜜のファーストラブ

第12章 かいぶつ【蜂楽視点】





さっきの俺は……



一体、何だったんだろ?





あんなに乱暴なことして、俺は何を伝えたかった?



あの瞬間、俺の中で……


理性が壊れた音がした。






「蜂楽、おせーぞ!」


「……」



合宿なんて、できる気がしない。


頭にあるのは、夢ちゃんのコトだけ。





“俺ん家で一緒に夕飯食べよ?また優と3人でさ♪”

“……じゃあ、行こっかな。”




昨日、約束したじゃん……。




“チューは?”

“ちょーだい……?”




昨日、いつも通りキスしたじゃん……。




“私、サッカーしてる廻が好き!”




俺のコト好きって、笑顔で言ってくれたじゃん。





俺達の今までの時間は……



夢ちゃんにとって何だったの?





『もう止めよっか。“恋人ゴッコ”。』



呼び出されて一番に、夢ちゃんに言われた台詞。





“ゴッコ”か……。


まぁ確かに最初はそうだったよね。




でも、こんなにふたりで濃い時間を過ごしてきて…


俺が本気で“ゴッコ”気分でいたと思う?




“好き”って気持ちを確かめ合ったり…


キスとかそれ以上のコトしたり…




“ゴッコ”で……できたと思う?


/ 180ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp