• テキストサイズ

【ブルーロック】蜂蜜のファーストラブ

第11章 ビター ✢R18





───どうして?




私、頑張ったのに…




あなたのために、我慢したのに…




どうして、こんなことするの?






待って、置いてかないで……




私はまた……




ひとりぼっち───。






あれ?息が……できない。






「っ!!かはっ!!はぁ、はっ……!!」




今日もまた、蝉川の夢をみた。




蜂楽に出会ってからは、見なくなったはずの夢。


それが昨日に続いて……。





火曜日。


熱が下がったから、学校へ行く準備をしよう。




淡々と、こなすしかない。







「合宿?」


「うん。今週金曜日の放課後から一晩。土曜日の夕方には終わるかな?」


「試合に負けたからの合宿ってこと?」


「それもだけど。新チーム立ち上げがんばっていきまっしょい的なのと、3年の引退思い出づくりってトコ?」


「え、3年も?」


「半分は打ち上げっしょ。あいつらイキってくるんだろね。ホヤホヤOBのくせに。」





昼休み、蜂楽からサッカー部の合宿の話を聞いた。

今週末に学校の合宿所で一泊。




3年も来るってことは、“あの人”、蝉川も来る。




蜂楽はGW明けくらいから、蝉川に目をつけられてるって言ってた。



3年が一昨日の試合で引退したって言ってたから、その点は少し安心してたんだけど…。


/ 180ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp