第8章 きいてみた ゲルさん
ひょこ
(···✿と··!?)
「わっ··!凄く高い!ヘラクレスさん凄いですね!景色が良く見えます!でも私重くないですか?」
「何を言うか、全然重くなどないぞ」
(やっぱりゲルさんの話す通りだな)
ヘラクレスさんは優しくて強くて醜い人類達が作り上げてきた道を知りながらも愛してくれてる
「私達人類を見てくれてありがとう、ヘラクレスお兄ちゃん」
ばっ
「今!···なんと!」
はっ
「あっ!//あー!すみません!すみません!」
「初めて呼ばれた言い方だぞ!」
「すみません!思わず馴れ馴れしい呼び方をしてしまい···//」
ストッ
「··✿よ」
「はい?」
ぎゅっ
「ヒルデ達は俺の事を"様"と呼ぶのが当たり前過ぎて慣れていたが、お前が呼ぶ名もいいな!」