第10章 はじめてみた ブブさん
君の裏表ない笑顔が
僕の『』を撫でる
「神様?」
「···ベルゼブブ」
「ベルゼブブ様」
「ハデス様にはブブって言われてるから特別に呼び捨てでいいよ」
「!?それは出来ません!ベルゼブブ様は神様ですから!」
「····」
「あっ··ならブブさんは··どうですか?」
「いいよ、君が呼びやすい呼び方で、僕も君の事を名前で呼ぶ」
にこ
「はい!」
✿✿✿
ぽぽぽん
「···終わり」
「おう(花びらが舞ってやがる)」
ひらひら
「····」
(嬉しそうな感じはする)
陰キャ大王に何があったか分からないが、花びらがよく見える
だが
いつもの暗い雲より今の花びらがあいつに似合うのはわかる
❦ℯꫛᎴ❧