第5章 ご主人様のお気に召すまま【前編】

驚いて見上げると、悟は意地悪そうな笑みを浮かべていた。


「自分でイジっちゃだーめ」


どうせなら悟に触ってほしいのに。

その綺麗な指で、中をぐちゃぐちゃに掻き回してほしい。

中途半端な状態でお預けをくらった下腹部が切なく疼く。

私が物欲しそうな瞳をしていたのだろうか。

悟は再び生クリームを手に取ると、今度は濡れた割れ目に沿って塗りつけていった。

わざとクリトリスには触れないように慎重に、縦スジに沿ってゆっくりと指でなぞって上下させてくる。


「……っ、は……さと、る、ぅ……」


じれったくなって身悶えていると、不意にクプッと膣内へ悟の指が侵入する。

とろとろになったそこは、簡単に指を飲み込んでいく。

浅いところを掻き回すようにして出し入れされると、膣内がヒクンと収縮するのが自分でも分かる。

仕上げに、クリトリスにクリームが塗られていく。

興奮して硬くなってきたそこが、悟のやわらかい舌にクリームごと舐め上げられる。

ペロペロとくすぐられて、更にコリコリと舌先で押しつぶすように刺激されて、私の意志とは関係なく秘部から汁を滴らせて悦んでしまう。


「あぁ、あ、やッ、それ、だめ……っ」

「んー……ゆめかのココ、舐め取っても舐め取っても溢れてくる」

「……ふぁ、あっ、吸っちゃだ、め……あ、ああっ」


溶けたクリームごと溢れる愛液をジュッと音を立てて吸われて、恥ずかしさと快楽に腰が跳ねる。

彼の白い髪を掴んで頭を離そうとしても、チュッチュと音を立てて突起や腟口に吸い付かれて、甘い刺激にのたうち回って喉を反らした。



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