• テキストサイズ

WIND BREAKER〜主人公の好物はたいやき〜

第15章 おかしくねぇよ


「バレちゃった?」

ことははそう言って笑った

「桜に聞いてほしくて‥さっき声をかけたのもあるのよね‥」

「そ‥そうか‥てか俺でいいのか?とかじゃなくて」

「本人には言えないことだから‥言ったら困らせちゃうだろうし」

「‥てことはの話なのか?」

ことはは頷いた

「笑わないで‥聞いてくれる?」

「‥わかった」

「私ね‥が‥好きなの」

「へぇ‥そうか」

「人として好きとかじゃなくて‥恋愛感情を抱いてるの‥本気で‥」

桜は水を飲んだ

「だからなんだよ」

「‥変って思わない?」

「別に?おかしくねぇよ‥男が男を‥女が女を好きになっちゃいけないってルールとかねぇし‥もしあったとしたらそっちのほうがおかしいくらいだ」
/ 184ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp