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【呪術廻戦】薄夜の蜉蝣【R18】

第11章 可惜夜✿



「はふ……っ、はぁ……は……っ」
「本番前に意識トばしたらお仕置きな」
「……っは、あ……だいじょ、ぶです」
「自分だけ満足してますーって顔してんなよ」

五条先輩は、汗で張り付いた私の前髪を指でどかしながら微笑んだ。

目尻が下がる笑みが、妙に色っぽくてドキドキする。本能で発情しているのか、お腹の奥が疼いてたまらなかった。

さっきまで、ただの先輩と後輩だったのに。

私達の関係は、どんどんいけない方向へと転がっていく。もう引き返せないところまで来てしまっている。

傑お兄ちゃんには絶対に言えない背徳感が体を侵食し、私を大胆な行動へと駆り立てる。

「……私も、したい……です」

五条先輩の首元から鎖骨を撫でるように手を滑らす。

浴衣の上からでもわかるほど膨張した彼の下半身に触れると、そこはもう布を押し上げて硬くなっていた。

恐る恐るそれに手を這わせ、形を確かめるように手のひらで包んで上下に動かすと、五条先輩が息を詰めるのがわかった。

「……っ、ゆめ」

余裕のない声が聞こえて、背中にぞくぞくとした感覚が走った。息の荒い五条先輩が自ら浴衣の帯を外すと、合わせ目がはらりとはだける。

「五条先輩の腹筋、きれい」

露わになった肌に触れると、汗ばんでしっとりとしていた。みぞおちあたりから指先を滑らせて胸に触れる。

程よく鍛えられた筋肉に触れ、均整の取れた肉体美に思わず見惚れてしまうほどだった。

「なら、お言葉に甘えてやってもらおうか」

そう言った五条先輩が、自身のボクサーパンツに手をかけた。その瞬間、ぶるんっと勢いよく飛び出してきた性器が手に当たり、思わず息を飲む。

「……っ……あ、すごい……」

傑お兄ちゃんと比べるような無粋なことはしないが、私の中に入るだろうかと心配になる凶悪さは持ち合わせている。

驚きながらも、そっと手を伸ばす。


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