第2章 逢瀬その2
ペニスが身体の中でピクピクと動くのを美智は感じていた。
美智はぐったりしていたが、満足もしていた。
美智は自分の身体の中で果ててくれた事にとても満足していたのである。
「美智、今日も感じてくれてありがとう…僕は嬉しいよ」
青柳はそう言うと美智にキスしてきた。
美智は罪悪感を少し持っていた。
それは、夫の龍一の事だった。
自分は不貞を働いているのだ。
それを知られると思うととても怖くなっていた。
だか、もうそれを止めることはできなかった。
美智の暴走は止まらなかったのである。
◇
数か月後…。
青柳から1通のメールが来た。
「妻に美智のことが知られてしまった。美智と別れるのはつらい。だが、今後はもう会うのはやめにしよう」
そう書かれてあった。
美智はとても悲しかった。
青柳に電話をしてみることにした。
スマホから番号を探す。
そして、タップして電話をかけた。
呼び出し音が鳴る。
「もしもし…」
「あ、花柳です…今、大丈夫ですか?」
「美智か。今?今は自宅で妻もいるから手短にお願いするよ…」
「終わりにしようってどういう意味ですか?」
「妻に美智の事を知られてしまったんだよ。だから今後はもう会えないんだ。分かってくれるかい?家庭は壊したくないんだ…」
美智は少し納得がいかなかった。
「わかりました。奥さん大切にしてあげてください。今までありがとう。さようなら」
「美智も元気で…」
そう言うと電話は切れた。
こうして二人は別れてしまったのである。
だが、美智は罪悪感を感じていたものの婚外恋愛への欲求は収まらなかった。