【NARUTO】Break&Peace ⑵【うちはオビト】
第10章 Dawn31.それぞれの今と世界の今
水に囲まれた美しい都ー…ここは水の国"霧隠れの里"。
晴天の空の下、この地では数少ない丘の上に一軒の立派な家が建っていた。
縁側や裏庭、引き戸の玄関といった昔ながらの大きな家。
オビトとリンは昼前からこの民家を訪ねていた。
帯「久しぶりだな、イタチ」
鼬「お久しぶりです、マダラさん。それにリン」
鈴「こ、こんにちは…」
ここはイタチが住む家。
リンは木ノ葉での一件があってイタチと目も合わせられず、一人ドギマギしている。
帯「急に押しかけてすまないな」
鼬「いや、構わない。ここで立ち話もなんですから、どうぞ中に入ってください」
家の中に入ると茶の間に通され、冷たいお茶が出された。
茶の間からは縁側が見え、庭には桜の木と池がある。
桜は散り際に桃色の華やかさを残し、池の上へと落ちてゆく。
_