第13章 Dawn３４.五影と未来

佐｢…邪魔をするのか…水影｣


サスケがギロリと水影を睨みつける。

サスケの目の前にあった大穴。

先程、雷影が右ストレートで粉砕した穴がドロリとした液体で塞がれてしまった。


水｢あれは…溶遁の術！｣

照｢あら…よく知ってるじゃない｣


水影”照美メイ”は真っ赤な唇についた溶遁の粘液を細い中指で拭う。


照｢まぁ…それもそうだわ。水月…うちの抜け忍よね？｣


水影が美しくニヤリと笑う。


照｢溶遁:溶怪(ﾖｳｶｲ)の術！｣

重｢サスケ！｣



ガシッ！！



重.水｢｢！？｣｣

土｢おとなしくしとれ、小童(ｺﾜｯﾊﾟ)共め｣


突然、岩でできた大きな手に捕まれ、身動きが取れなくなってしまった。

水月は土影に、重吾はその護衛の”赤ツチ”に捕らえられ、いくら動こうともビクともしなかった。


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