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-Short Dream Story Collection-

第1章 【呪術廻戦 合同リレー夢】「思い出は薄氷の上に」夏油傑




だけど、かつての仲間よりも大切になったこの家族達。



その家族の中心で笑っている彼女は。

私達が育てたれっきとした術師だ。




美々子、菜々子に挟まれて食事をするの姿。

少し引いて見ると、を囲む自分の大切な家族達。



どうやら彼女はもう自分の居場所を決めた様だ。






自分の家族が食卓を囲む光景を見て。

夏油は静かに微笑んだ。





なら…もう…。

自分のこの気持ちはに伝えるのは止めよう。




せめて、自分の言葉が呪いにならない様に。

『君に居て欲しいと。』

そんな言葉が君の笑顔を曇らせない様に。





『夏油先輩!』




そう呼びかける君の笑顔が2度と曇らない様に。




『夏油さん。』





そう呼びかける君の声が届かなくなっても。






私は君の意思を尊重するだろう。






家族が笑顔を過ごせるこの時間を大切にしてくれた。

君の意思は、絶対に曇らせる事はしないと誓おう。














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