-Short Dream Story Collection-
第1章 【呪術廻戦 合同リレー夢】「思い出は薄氷の上に」夏油傑
「あの…何か…
何か…手伝える事…ありますか?」
「………どういう意味かな…」
の言葉に夏油は驚き立ち止まる。
記憶が戻ったのでは…と頭に嫌な考えがよぎるが、さっきの会話からそれはないと目を伏せる。
「夏油さんの…役に立ちたいんです。
あの…なんだか疲れてるご様子なので…
雑務でも買い出しでもなんでも…」
「……そうか……
ふむ……なら1つ頼まれてくれるかな…」
「はいっ!
もちろんですっ」
夏油はに小さな紙に書かれたリストを手渡す。
本当は手の空いている者に頼もうと思っていたが、一生懸命な健気なの様子に気が緩み「3人でたまには遊んでくるといい」と財布をにそのまま手渡し私用へと戻って行った。