第8章 スワッピング

この日、サチと和樹はジョンとメアリ夫妻の家でバーベキューをしていた。
とても良いお天気で、外で飲むビールは格別だった。

ジョンは分厚いステーキを焼いてくれたのだ。
それは、とても美味しかった。

サチも和樹も強かお酒を飲んでいた。
とにかく解放感があり、気もちが良かったのだった。

ちょっと初夏を思わせるような陽気だった。
まだ、5月のことだった。

今日のサチの服装はちょっと暑かったので薄いブルーのキャミソールにジーンズだった。
和樹も暑かったのでジーンズに半袖の黒いTシャツ姿だった。

スミス夫妻も同じような服装でバーベキューを楽しんでいた。
スミス夫妻は日本に長く住んでいるせいか日本語が堪能だった。

4人はバーベキューが終わるとスミス夫妻の家のエアコンが効いたリビングの部屋でくつろいでいた。

ちょっと休憩しながらお酒も飲んでいた4人だった。
サチも和樹も少し酔っぱらっていた。

昼酒は効くのだ。
夜に飲むお酒よりも酔うのが早いと感じていたサチだった。

ジョンはタバコをくゆらせながらお酒を飲んでいる。
和樹はタバコを吸わなかった。

ジョンが聞いてくる。