第3章 ジクジクと蕩ける夜
息を忘れてしまう程の快感と、体の奥から電撃が走ったよう様な快感に、私は腰をしならせビクビクと身体を痙攣させた。花芽でイかされたはずなのに、中に入ったままのエアデールの指の感覚は無いはずなのにそこにあるようで、気持ちがいい···。
「んっ!んん──ッッ!!あぁっ!ぁっ···まっ、てぇ···。イッたばかり··なのに」
ぱふん、と柔らかい寝台に力が抜けた身体が沈んだ。喉の奥から熱い吐息が零れた。身体が重い。だけど、心地の良い倦怠感。
「お前には俺を自ら欲しがるまでイってもらう」
「そんなぁ···んあぁ、ん···♡」
敏感になり始めた蜜壺に2本目の指が飲み込まれて行った。1度達した事もあり、蜜が滴り落ちる程に濡れそぼったソコは、難なく指を受け入れた。ヒクヒクと花弁をひくつかせ、キュンとエアデールの指を締め付けた。
エアデールを見れば、ガーネット色の瞳に熱がこもっているようにも見えた。熱欲を灯した瞳に、私の胸はとくりと脈を打つ。
「凄いな···奥から次々と溢れて来る。こうして指の腹でゆっくりとさすられるのが好きなのか?」
くちゅん、クチュン··ぬちゅん。
まるで焦らされているようだった。
私の様子を見ながら、中で曲げた指を腹側の壁をぬちゃぬちゃとさすられる。
中なんてほぼ触った事なんて無いし、こんな感覚知らない。
「ん♡あっ···しらない···」
「知らない?こんなに蜜を垂らしておいてか?はぁっ、···」
「ひゃん!!···また···だめぇ♡」