第8章 嫉妬
「これから、俺のモノをぶち込んでやるからな…」
そう言うとタカシは私の身体の奥深くへとペニスを挿入れていった。
“グニュ”と言う音がしてペニスが身体の中に入るのが分かった。
「あぁ、お前の身体はたまんねぇ…」
そう言うと腰を動かしピストンしてゆく。
ジュボジュボとペニスを出し入れする時の音がしてくる。
「あぁぁん、た、タカシ、いやぁぁあ…」
私は、嫌だと言いながらも身体が感じてしまっていることに気づいた。
こんな、乱暴なセックスを私はいつも望んでいたのだ。
力ずくでされるセックスを望んでいたし、待っていたのだった。
その欲望を叶えてくれるのがタカシだった。
ジュボジュボとペニスの出し入れする音が部屋に響いていた。
暫くピストンをしていただろうか。
すると、タカシは少しだけ身体を震わせると私の身体の奥深くへと精液を放った。
私は、この時前回と同じように膣が激しく痙攣している事に気づいた。
最高のエクスタシーを感じていたのだ。
乱暴に、それも力ずくでされるセックスに快感を覚えてしまっていた。
タカシが私の身体から離れると大量の精液が花弁から流れ落ちてくる。
それを、ティッシュで拭いた。
タカシは射精し終わるとアルコールのせいもあるのかそのまま眠ってしまった。
私は素早く洋服を着ると、バッグと車のキーを持ちタカシを置いて部屋を出た。
そして、翔が眠っているであろう自宅へと車を走らせた。
自宅に着き部屋に入ると翔はまだ爆睡していた。
それを見て私は深く安堵したのだった。
直樹と関係を持ち、翔とはこうして定期的に会い、愉しい時間を過ごしているにも関わらず、私はタカシとの関係を終わらせることが出来なかった。
私は、本当に悪い女なのだろうか。