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愛欲と追憶の日々

第6章 直樹



直樹と身体の関係になるまでにはそんなに時間は掛からなかった。
相席居酒屋で初めて会ったその日に、居酒屋のトイレで私たちは初めてキスをした。

居酒屋華のトイレは他の居酒屋と違い、とても広くて綺麗だった。
トイレの入り口はひとつで男女とも一緒だったか、入ると直ぐに化粧室になっている。

その化粧室の奥に二つのトイレがあったのだ。
私が化粧室に行った時だった。

化粧直しをして、トイレに入り出ようとした時だ。
トイレのドアを開けると直樹が立っていた。

「佐伯さん、ここで何してるんですか?」

私は酔っぱらってそう言った。
でも、直樹はちょっと微笑むと私の身体を抱き寄せ、唇を重ねてきた。

そのキスで私は感じてしまい、腰から砕ける様にしてヘナヘナと床に座りそうになった時、直樹に身体を支えられ倒れる事を免れた。

体制を整えると、また直樹は私にキスしようとしてくる。
私は、ここでまた倒れるようなことはあってはならないと思い直樹にこう言った。

「誰かに見られると困るから…」
「別に、いいだろ?」

「でも、やっぱり恥ずかしいから…」
「でも、俺はキスしたい…」

そう言うと、私をトイレの中に押し込んだ。
そして、私のミニスカートを捲し上げると、パンストの上からお尻を撫でまわしてきた。

「や、やめて…」
「別に、いいだろ?」

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