第4章 Therapy3回目
(やばっ!もうこんな時間だったんだ!
………今から行っても大遅刻だし、いいやもう………今日は休んじゃおう…………)
会社に休暇の連絡をする。もう辞める人間だからか昨日も早退したにもかかわらず、あっさりと受理された。
(会社なんてそんなもんか…………)
私は再びベッドに潜り込み、二度寝を極めようとした……………が、にわかに昨日のサロンでの気持ち良い感覚が蘇ってきて…………下半身がズクン!とした。
(え?何………)
私は恐る恐る下着の中に手を入れた。ヌルりとした液体が指に纏わりつく………
(やだあ…………)
ドキドキして眠れないっ………
私はスマホを手にとった。
サロンの電話番号は昨日帰る時にRanさんに教えてもらって登録していた。
何のためらいもなく「通話ボタン」を押す。
「はい、Ranです!」
艷やかな声。
私は名乗るのもそこそこになるべく早く予約したいと告げた。
「うーん、今日は難しいけど、明日の夜なら空いてるわ、どう?」
「はいっ、お願いします!」
即答。