第6章 【石神千空】人はそれを○○と呼ぶ【R18】

ぢゅるぢゅると卑猥な音を立てながら彼女の陰核を舐めてどのくらい経つのか。
彼女のソコは男の唾液と愛液で濡れていた。

「いつもより興奮してんじゃねえか。濡れすぎだろ」

汚れた口元を拭い千空は笑うが、その瞳は笑ってなどいなかった。
モズと氷月に嬲られた彼女の身体はどこも敏感になっている。
快楽を求める嬌声も、聞かれる恥ずかしさをわざと味わっているような、そんな気さえしてくる。
おもしろくない。
千空は軽く仕打ちをし、彼女をうつ伏せにさせると膣口にソレを宛がった。
何度か、入り口に陰茎をこすりつけゆっくりと沈めていく。
熱く柔らかい肉壁が彼の肉棒を奥へ奥へと誘う。
寸分の隙間もないほど、彼らの身体は、今、繋がった。
腰を掴まれ深い場所まで千空の陰茎が届く。

「……っ」

熱い吐息を零した千空は、無防備に晒されている背中に舌を這わせた。
少し塩辛い味が千空の口内を満たす。
舌の柔らかさと暖かさを感じくすぐったい感覚が全身に広がり、彼女の口からは喜悦の声が漏れる。
背骨に沿って下から上へと、キスをしていく。
それから肩甲骨、次に脇腹、脇、首筋、耳へと、一つ一つゆっくりと丁寧に唇を落としていく。

ゾクゾクとした快感に焦らされているようなもどかしさが重なり、彼女の腰は無意識に動いていた。

「ぁっ、ん……千空、くん……っ、も、うごい、て……」

我慢などできなかった。
千空の味や匂い、彼を形作るすべてのもので早く満たしてほしかった。