第21章 氷が溶けるまで。
『ッは、、、、!!』
そこで目覚めた。
どうやら夢を見ていたようだ。
「大丈夫か?また悪夢でも見たか?」
目の前の中也は心配そうに私の顔を覗き込んだ。
逢いたくて堪らなかった中也に飛びついた。
「うぉっ!!」
『中也、、、、』
中也は私が落ち着くまで、ずっと抱き締めていてくれた。
「落ち着いたか?」
『うん、ありがとう。』
「いつもの悪夢か?」
『うん、、、。』
最近はあまり悪夢を見ることはなかった。
怖かった、これが現実になるのではないかと。
「、俺は手前を1人になんかぜってぇにしねぇ。どんな手を使ってでも、手前を救い出してやる。」
眩しすぎる笑顔でそう云ってくれる中也。
嘘偽りのない言葉に胸が熱くなった。
『中也、、、愛してる。』
「俺もだ、愛してる。」
吸い寄せられるかのように唇同士が重なった。
『「んっ、、、ちゅ、、、んっ」』
互いを求め合うようなキス
そろそろ息が限界、、、、
そのタイミングでベッドに押し倒された。
「、手前を抱きてぇ。いいか、、、?」
断る理由なんてない。
中也の首に腕を回す。
『中也でいっぱいにして、、、、?』
「ッ////姫様の仰せの通りに」