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氷が溶けるまで。【中原中也】

第18章 俺のモノ


ドサッ

『中也、、待って、シャワー浴びな、、きゃっ!』

「んなの後で構わねぇ、今すぐ手前を抱きたい。」

『でも、、、ッ!んぅ、、、ンん』

互いに雨で濡れてしまっていたこともあり、近くのホテルへと連れて来られた。

部屋に着いたと同時にベッドへ押し倒され、この状況だ。

私はともかく、中也はかなり濡れていた。

風邪をひいてしまうかもしれない、、、。

だから


『んぅ、、じゃあお風呂でシよ、、、?』

そんな提案をしてしまった。

「ッ///姫様がそこまで云うなら仕方ねぇな。』

嬉しそうな顔で私を抱き抱え、お風呂場へと向かう中也であった。


『じ、自分で脱ぐから見ないでっ!』

「んな恥ずかしがることねぇだろ?散々恥ずかしい事ヤッてきてんだしよぉ?」

『それとこれは違うの!早くお風呂入ってて、すぐ行くから!』

「仕方ねぇな、、、さっさと来いよ?」

中也はあっという間に服を脱ぎ、お風呂へ入っていった。

自分で云ったくせに今頃になって恥ずかしくなった。

中也とはお風呂も一緒に入ったこともあるし、お風呂でもそういうことを何度かしたこともある。

でもやはり自分から誘ったとなると恥ずかしくなってしまった。

「まだかぁー??」

『もう行くから!!』

腹を括るしかない、、、。

私も服を脱ぎ、中也の元へ向かった。



「ほら、こっち来いよ。寒みぃだろ?」

湯船に浸かっている中也に手を引かれ、私も浴槽に入った。

まだお湯を足している最中だから、肩まで浸かることは出来ないが後ろから中也に抱き締められていることもあり、身体は十分に温まった。


「なんでタオルなんか巻いたんだ?いつも着けてねぇだろ」

『だって、、、、あっ!』

私の身体に巻いているタオルをシュルっと抜かれ、あっという間に裸にされる。

つい恥ずかしくなり、手で身体を隠そうとするが中也に阻止される。


「もう我慢できなねぇ。黙って俺に抱かれろ、、、。」


振り向いた瞬間、唇を奪われた。



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