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氷が溶けるまで。【中原中也】

第17章 温泉と甘い夜


「やっぱ温泉の朝風呂はいいな!」

『うん、気持ち善いね。』

2人が眠ったのは朝方だった。

少しの仮眠をとり、今は部屋の露天風呂に浸かっている2人。

こんなにのんびりと2人でお風呂に入れたのは久しぶりだった。 


『首領と姐さまと探偵社の皆んなにお土産買わなくちゃ。』

「じゃあ帰る前に土産屋寄らねぇとな!」

なんだかんだでこの旅行を楽しむことができた2人。

『また来たいね!』

「そーだな、今度は2人っきりでな!」

『ふふ、皆んなで来ても楽しかったでしょ?』

「ああ。だが、手前の綺麗な浴衣姿を他の奴らに見られたくねぇんだよ。」

そう云いを後ろから抱き締める中也。

互いに裸の為、密着する身体。

自然と体温が上がった。

中也の手は厭らしくの身体を這う。

『ッ中也、、、だめ、、、』

「チェックアウトまであと2時間ある」

『でも、、、んぅ!』

「んっ、、手前を抱きたい。ダメか?」

中也の目に弱い。

『ッん、、、1回だけだよ?』

「ああ。とびっきり優しく抱いてやるよ。」

身体がどんなに疲れていても、中也に求められればすぐに反応してしまう身体になってしまった。


それだけ中也に溺れているということだ。


そしてそれ以上にに溺れている中也であった。


結局チェックアウトギリギリまで愛し合い、慌ててお土産を選ぶことになったのだった。


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