• テキストサイズ

氷が溶けるまで。【中原中也】

第16章 秘密


からの説明を聞く。
理解はしたのだが、、、、

やっと帰ってくると思っていたのに、まさか延長になるとは、、、、


『私もっと強くなりたいの、強くなって皆んなを中也を守りたいの!私のせいで誰も死なせたくない。私が守る!』

の目は本気だ。

こりゃ止めるのは無理だな、、、、。

「判った、だが何度も云うが手前は十分強い。それに手前のことは俺が守る。」

『ありがとう、じゃあ守り合うってのはどう?』

「ああ、"夫婦"だからなぁ!!」

太宰「敦くん、あのおチビさんを黙らせたくれたまえ。折角の美味しいお酒が不味くなるー!!」

敦「太宰さん!呑み過ぎですって!!」


会場内はとても和やかな雰囲気に囲まれていたそうだ。


--------

「、、、、好きだ。」

『私も。中也が好き。』

場所は変わってここは中也と私の家。

太宰さんは珍しくお酒に酔い潰れてしまい、敦くんが大変そうだった。

みんなに祝ってもらえて嬉しかった、、、、。

そしてやっと家に帰ってこれたのだ。

時刻は23時を過ぎた頃

部屋に着いたと同時に後ろから抱き締められた。

「、もう二度と何処にも行くな。」

中也の声が震えていた、こんなこと初めてだ。

『うん。ごめんなさい、、、。』

「こっち向いてくれ。」

振り向いた瞬間、唇を塞がれた。

『「んっ、、、。」』

「、、、、好きだ。」

『私も。中也が好き。』


二つの影が一つに重なり合った。


/ 259ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp