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氷が溶けるまで。【中原中也】

第13章 4年前の任務


「っ!!!」

『ちゅ、うや、、、』

目の前の光景を目の当たりにした瞬間怒りが身体中をみなぎったのが判った。

「手前っ、誰の女に手ェだしたのか判ってんのか?」

智司「ッ、、此奴がどうなってもいいのか!?俺の異能力は炎だ!!此奴くらい瞬時に焼き殺せるぞ!!」

の髪を掴み上げ、盾にする。

「チッ、、、。」

糞、を人質に取られては手出しができない。

と目が合った。

彼女の伝えたいことはすぐに理解できた。

「を離せ!そいつは首領の大事な女だ!!」

智司「なに?なら好都合じゃないか!今ここで殺せば父さんに褒められる!!」

ほんの少しの隙ができた瞬間だった。


は隠し持っていたナイフで自身の髪を切った。

『中也っ!!』

「このクソ野郎!!重力に潰されて死ねっ!!!」

奴の手がから離れた瞬間、俺は重力を込めた1発をお見舞いした。

奴は呆気なく気絶、証拠も無事だった。

「っ!!大丈夫か!?」

すぐさまの元へ駆けつける。

『中也、、助けに来てくれるって信じてた。』

「遅くなって悪かった、こんなになるまでよく1人で耐えた。」

を抱き締めた瞬間だ。

『ぁあン!』

は甘い声で鳴き、身体を震わせる。

「まさか、手前、、、、」

顔を赤らめ、頷く。

「糞っ、あの野郎。あとでたっぷり痛めつけてやる。」

芥川たちに後の処理は任せ、俺はを抱き抱え車へ移動する。

車を走らせ向かうは拠点。

俺の部屋にを運ぶ。

すぐさま解毒剤を打ち、顔の手当てをする。

多少赤みはあるが、そこまで酷くなかったことが不幸中の幸いだ。

「、痛いとこねぇか?」

頷く。

そっと頬に触れるだけでも、震える身体。

『中也が欲しい、、、中也でいっぱいにして、、?』

その言葉だけで勃った。

を押し倒す。


「ぁあ、いっぱいにしてやる。手前が満足するまで。」


そしての唇に齧り付いた。





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