第12章 特別な日
『ふふ、それでね、、、、』
俺の腕の中で、今日あったことを話す。
最近は俺の前ではよく笑うようになった。
それがかなり嬉しい。
「ふはっ、銀のこと知らなかったのか?」
『そうなの、樋口ちゃん可愛かった。』
手前の方が可愛いわ。
仕事帰りの芥川と銀が帰っている姿を見て、勘違いした樋口。
銀の素顔を知らない樋口は銀をスパイだと思い込み、態々探偵社に頭を下げて、銀を探させたらしい。
偶々買い物に出ていたが銀だと教える前に樋口が暴走し、なかなか伝えられず結局は銀を路地裏まで追い込み、事実を知ったそうだ。
銀が芥川の妹であると知ってから、樋口はかなり上機嫌だそうだ。
『樋口ちゃん、きっと龍くんのことが好きなんだと思う。』
「そーなのか?確かに樋口の芥川への過保護度はすげぇけど。」
『きっとそうだよ、あの2人お似合いだと思う。』
樋口と芥川のことを考えてるに少し嫉妬する。
俺といんのに、他の奴のこと考えやがって、、、、。
悔しくて、の唇を自身の唇で塞ぐ。
『んっ、中也、、、、?』
「今手前は俺といんだ、他の奴のことは考えんな。」
『ふふ、私は、、、』
「可愛すぎんだろ。」
ドサっ
『中也、、、?』
「煽る手前が悪い。」
があまりにも可愛い事を云うものだから、熱を吐き出したはずの自身のモノは再び元気になったのだ。
結局計4回は中也に抱かれたのだった。
"ふふ、私は中也のことでいつも頭がいっぱいだよ?"