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氷が溶けるまで。【中原中也】

第11章 とある喫茶での出来事


「昼飯でもいくかー?」

立原/樋口「はいっ!」

任務も無事終わり、立原達と少し遅めの昼飯に行くことにした。

「芥川は、、、また消えやがったな。」

樋口「ほんとだ、、、。先輩どこ行ったんだろう。」

芥川は任務が終わると消えるのはいつものことだ。

3人で飯屋を探す。

樋口「あれ?先輩っ、、?」

樋口の指さす方を見ると、芥川がいた。

とある建物の一階にある喫茶店。

よく見覚えのある喫茶だった。

樋口「此処って、探偵社があるビルじゃないですか!」

立原「流石に今は停戦中でも、敵組織が近くにいる所に行くのはまずいんじゃあ、、、?」

確かに、立原の云うとおりではある。

俺1人ならまだしもだか、、、、、、



樋口「はぁっ!?!?あの女何故あんなに先輩と仲良くしているんですか!!!」

樋口が大声を出す。

3人で窓越しに中を覗く。

わずかな隙間から見える店内

芥川と親しげに話す女給。

あの芥川が少し顔を赤らめている。

後ろ姿しか見えないので、顔は見えない。

たまに此処で珈琲を飲んでを待つこともあるが、見覚えがない後ろ姿だ。

立原「綺麗な脚、、、。絶対美人っすよ!」

立原の視線の先を見ると、短いスカートから覗くスラリと伸びた脚が目に映る。

みてぇな綺麗な脚だな。

今度に着せてヤるか、、、。

脳内で想像するだけで、堪らない。

そんなとの甘い夜を想像している所を樋口に邪魔される。


樋口「あー!!!あの女、先輩に気安く触れやがった!!もう我慢できませんっ!きっとあの女スパイです!!私排除してきます!」


「おいっ!!樋口!」

興奮状態の樋口は喫茶店の中へ入って行く。
万が一銃でも乱射されたら、面倒なことになる。

慌てて立原と樋口を追って、喫茶店の中に入る。


カラン、カランとドアベルが鳴る。

樋口「先輩に気安く触った罪で処刑しますっ!!」

「樋口っ!止めろ!!」

樋口が銃口を構えるが瞬時に振り払われ、銃口を額へ向けられる。
無駄のない身のこなし。
まるで、、、、。


『あれ?樋口ちゃん、、、?』





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