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氷が溶けるまで。【中原中也】

第10章 快楽と云う名の猛毒。


『中也っ!!』

突然意識を失った中也。

太宰「PDPの影響かな、、、?」

『え、、、、』

太宰さんから聞いた、白石さんにPDPを打たれてしまったこと。
理性を保つ為に自身の腕を刺したこと、その状態で私を助けに来てくれたことを、、、。

太宰「ふふ、中也はちゃんしか抱けないようだよ?」

与謝野先生が、中也の腕の怪我の治療と解毒剤を打ってくれた。


今はポートマフィア拠点内にある中也の執務室兼仮眠室で、中也のそばにいる。

眠っている中也に話す。

『中也、、、。ごめんなさい、疑ってしまって。中也がそんなことしないって判ってるのに、、、。』


「っ、、、。」

『中也っ!!善かった。』

中也に触れようとするが、手を振り払われた。

「ッ悪い、暫く俺に近づくな。すぐ部屋から出ろっ!!」

『中也、、、。』

「情けねぇが、白石にPDPを盛られた。ッこのままだと、、、」

中也の云いたい事はすぐ理解できた。

事前に太宰さんから云われていたからだ。

"媚薬は解毒剤が効かない。"

治す方法は一つしかないのも判っている。


『中也の好きにして、、、?私は大丈夫だから。』


「ッ手前を傷つけちまう。そんなのは彼奴等と同じだ。」

『違う、中也はちゃんと私を愛してくれてるもの。』

「優しくできねぇかもしんねぇ。」

『全部受け止める、中也だから。』

「でもだ、、、。」

中也にキスをした。

『中也、愛してる。私を抱いて、、、。』



「ッ、どうなっても知んねぇぞ。」


ガブっと首筋に噛みつかれた、、、。



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