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氷が溶けるまで。【中原中也】

第2章 再会


結局昨日はあまり寝付けなかった。

紅葉「、昨日は中也とのデェトはどうだったかぇ?」

『へ?あっ、楽しかったです。』

紅葉「おや?やけに疲れているようだが、何かあったのかぇ?」

『い、いえ!久しぶりにお酒を呑んだからかもしれないです。』

紅葉「そうかぇ。無理はするのではないぞ。」


紅葉はの態度でなんとなく察した。

2人の間に何かあったと。

今朝、中也に逢った時はやけにご機嫌だったからだ。

善い方向に進んでくれたらいいと思う紅葉であった。


一方中也はかなりのご機嫌であった。

眠れはしなかったが、昨日のとのことを思い出すとニヤケが止まらないのだ。

あんな可愛いを見るのは初めだからだ。

立原「中也さんなんか善いことあったんすか?」

「おお、立原。まぁな。」

立原「あっ、判りましたよ!さんでしょ?昨日着物着てたんすよね?俺も見たかったっす。あん時も綺麗だったもんなぁ。」

立原の言葉に反応する中也。

「おい、立原。前回の着物姿見たのか?」

立原「はい!めちゃくちゃ綺麗でしたよ!あっ、写真要ります?」

立原は後々後悔する。

中也に写真を送ったと同時に嫉妬心丸出しの中也に携帯を破壊されたのだ。

このことがきっかけでの着物写真を持っている部下たちは慌てて写真を削除した。


そして中也の前では誰1人、の話をする者はいなくなった。




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