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氷が溶けるまで。【中原中也】

第10章 快楽と云う名の猛毒。


『え、、明後日ですか??』

太宰「うん、そうみたいだよ。」

敦「流石は乱歩さんですね、、、。」

乱歩「はーはっは!僕にかかればこんなものさ!」

太宰「それにしても楽しみだなぁ♡ちゃんのドレス姿」

『ドレス着るんですか、、、?』

太宰「そりゃ、そうさ!パーティーなのだからね。それに今回はちゃんの色仕掛けで誘き寄せるのだからね!」

乱歩さんの推理通り、密売人を国木田さんが捕まえた。

その際に明後日あるパーティーにキングが参加すると情報を得ることができたのだ。

困った、、、。
あまり色仕掛けはしたくないのだ。

何故なら、、、、



「はぁーーー!???首領、彼奴に色仕掛けさせる気ですか!?」

森「落ち着いてくれたまえ、中也くん。私だって嫌なのだよ?可愛いちゃんに色仕掛けをさせるなんて、、、。」

「糞太宰の計画ですか?」

森「そうなのだよ。それで絶対に捕まえると云うからねぇ。それに此方ではなかなか手がかりすら見つけれなかったのに、探偵社はたった2日でギルドの手がかりを見つけてしまったし。」

「樋口じゃダメなんですか?」

森「私も提案したのだよ、樋口くんもあの美貌だしね?然し紅葉くん直々に鍛えられたエマちゃんが1番適任だと云われてしまってねぇ。」

そう、は姐さん直々に作法などを教え込まれている。
全てが美しく、どんな男でも必ず落とす。

色仕掛けで一度も失敗をしたことがない、罠だと判っていても引っかかってしまうのだ。

俺はため息をつく。
任務だから仕方がない、でもやっぱり嫌なものは嫌なのだ。

これはただの"嫉妬"だ。

他の男に着飾るを見せたくない、嘘であっても他の男を口説くを見たくないのだ。


俺は重い足取りで首領の執務室から出た。






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