第9章 初めての感情。
『ところで、ポートマフィアと共同調査すると聞いたのですが、、』
太宰「そう、今朝決まったようだ。」
『なにか手がかりはあるんでしょうか?』
乱歩「何を云っているんだい、僕がいるんだよ?」
『じゃあもう手がかりが、、、?』
太宰「乱歩さんの推理では明日、手がかりが見つかるそうだ。」
乱歩「ふふん、素敵帽子くんより凄いでしょ?」
『ふふ。はい、乱歩さんは凄いです』
乱歩「はーはっは!僕にかかれば全てお見通しだ!」
--------
『ではお先に失礼します。』
国木田「お疲れ、また明日も頼む。」
『はい、宜しくお願いします。』
エレベーターを降りると中也の姿があった。
『お待たせ。』
「お疲れさん、帰るか!」
車内からふわっといい香りがした。
この香りは、、、。
『白石さん送ったの?』
「ああ、この辺らしくてな。近くまで乗っけた。」
『そうなんだ。白石さん美人さんだから危ないものね。』
また胸がチクッとする。
「それは手前だろ、こっちはいつも心配なんだよ。」
ムスッとする中也が愛おしくなった。
『ふふ、私は中也だけだよ。』
「俺もだ、手前だけだ。」
車内には甘い雰囲気が流れる、、、。
「帰ったら速攻で手前を抱く。」
私は頷き、中也の頬に口付けをする。
『優しくしてね、、?』
「ああ、ドロドロにしてやる。」