I’ve been thinking about you.
第6章 シャラナヤ ライオさん
「アリアの色はアパタイトみたいなんだね」
「アパタイト?」
「澄んだ海に光が差し込む色さ。まるで俺達みたいだろ?」
俺達みたい
ぼっ///
「ヒュッ」
「随分と可愛らしい反応するじゃないか。」
「ライオさんがはっきりしすぎるんです。」
「やっぱり、アリアは笑顔が似合うね。今日の記念に撮影していいかい?」
「撮影?ライオさんって思い出を大切にしたいんですね」
「ん。まぁね··日々の成長を見れるのは一瞬だけだから」
(やっぱり、この想いは閉じ込めなきゃな。この人は本当に男前だな)
「よーし。アリア撮影しようか」
「はい(笑顔を崩さないように)」
ぐいっ
「もっとこっち寄って」