I’ve been thinking about you.
第24章 ***** オール
どきっ
「俺に大切な人··?」
「そうだよ。まだ先の話」
「俺なんかに出来るのか?俺を見てくれる人なんか···」
「僕を見て」
離れた時俺の目は魔法使いと合った
その目は··俺が小さい時に見た色と似ていた
『~♪』
『ふやふや』
『~♪、ワースくんもこの歌好き?』
ほわぁ··
「···綺麗な景色」
「この空と海··雲を導きとしていつか巡り会える運命」
「なっ··何を··」
「そろそろ僕は歩くね。また会えるよ」
がたっ
「なっ!名前を··教えてくれ··」
くるっ
「··✿✿✿」
名も無き魔法使いは俺に優しく頭を撫でた
「ワース」
···はっ
「なっ!···アビスか」