I’ve been thinking about you.
第22章 歩くよ。 魔法使いさん
「貴様どこかで見た事あるぞ···」
「ワースくん」
びくっ
「ーー!(赤い髪色··だけど目は)」
青い空
にこっ
「ちょっと隣にいてね」
✿✿✿
がたがた
「魔法使いさん··危ない···」
僕が出来損ないだから
僕が兄さんみたいに強くて頭も良かったら···お父さんに叩かれなくて··
ガチャ
「ワースくん終わったよ(この景色を私は何回見たかな)」
「魔法使いさん···お父さんは!?なにもさされていませんか?!」
ふわっ
「✿✿✿」
「あっ··(急に眠気··)」
とさっ
「ごめんね、ワースくん。君はこの先何回も悔しくて辛い記憶が出来るけど··君はひとりじゃないからね」