I’ve been thinking about you.
第22章 歩くよ。 魔法使いさん
ほわっ
「はい。これで痛みは無くなったよ」
「あの!」
「何かな?」
もじ··
「魔法使いさんは··天使さんですか?」
「あー、杖かな?」
「うん。凄く優しい顔してる」
「そうだね。僕の天使さんは最後まで優しく微笑んでいたんだよ」
「フィン」
「あっごめんね。僕は行くよ」
「魔法使いさんありがとう!」
「フィンを助けてくれてありがとうございます」
ひらひら
「いいよ、僕は君に何回も助けられたからね。君は··いつか神覚者になる。そして新たに世界を壊す鍵と共にね、それまでたくさん辛い事あるけど···」
僕はずっと見守ってるよ
ふたりの周りにずっと見守ってあげる魔法をプレゼントした