I’ve been thinking about you.
第2章 あぶらかたぶら
ペコ
「初めましてレインがお世話になってます」
「あっ!··いえいえこちらこそ!いつもレインには助けて貰っています!!」
くすっ
「レインはとても優しい子ですから(学校も上手くいってるみたい)やはりモテますよね」
ぐっ
「もちろん!女子達から"王子様"なんて言われてるぐらいだし!!」
「あら!レインが王子様!?それは大変嬉しいわ。私にも現れるかしら··王子様」
「母さん···」
がららっ
「授業始めるぞ~~」
ガタッ
「···(母さんは俺が王子として受け入れてくれるのか)」
あの日初めて出会った時から
ずっと···